○リトルシニアの大会概要○
「全国制覇!」とスローガンを耳にしても、一年生の内はリトルシニアの大会がどのように構成されているのか良く分らない方が大多数だと思います。ここで一度整理してみましょう。
全国大会には、高校野球と同じく春の選抜大会と夏の日本選手権があります。両方とも権威ある大会ですが、季節感と三年生最後の全国へのチャンスであることから、やはり夏の大会の方が高校と同じく一段高い夢と捉えられています。またリトルシニア主催でない為、一般にいう全国大会とは同列には扱われませんが、これとは別に夏季大会などの成績を考慮してリトルシニア・ボーイズ・ポニーなどの異リーグから選抜されたチームで真の中学硬式チャンピオンを競う全日本中学野球選手権大会(ジャイアンツカップ)があり、これを合わせた三大会が全国級の大会です。
八王子シニアは、これらの大会の常連として常に上位成績を納め、特に「夏の八王子」と全国に名を轟かせています。1996年には全国優勝をし、2003年には三つの全国大会パーフェクト出場を成し遂げました。
以下は、秋の新チーム発足から最後の夏までの大会概要です。
◆秋季大会西東京予選(二年生以下の新チームが出場)
西東京支部の約30チームが、関東大会出場8チームを争う。敗者復活戦があり、一度の敗戦まではチャンスを失わない。例年、9月始めより開幕。
◆秋季関東大会
各支部を勝ち抜いた支部代表が翌春の選抜大会出場を賭けて戦う。二勝すると選考される可能性が高い。ただあくまで春は選抜大会なので、より上位に食い込む必要あり。ベスト4に残ると翌春のリトルシニア開幕式(於・神宮球場)にてエキシビジョンゲームに出場出来る。2003年春は、富士見シニアと神宮球場にて素晴らしい内容の引き分けを演じた。
◆選抜全国大会
昨秋の実績を基に選抜された全国の代表が、日本一を争う。春休み中に大阪で開催。
◆春季大会西東京予選
西東京支部の約30チームが、関東大会出場8チームを争う。敗者復活戦があり、一度の敗戦まではチャンスを失わない。例年、2月最終週より開幕。
◆春季関東大会
各支部を勝ち抜いた支部代表が関東チャンピオンを争う。春季大会は関東大会より上位の大会は無いが、この関東大会で2勝しベスト8になると夏季大会はシードされ2試合免除される。その結果、夏はたった2戦勝つだけで日本選手権に出場出来るという、重要な意味を持つ大会である。
◆夏季関東大会
夏季関東大会は西東京予選が無く、関東約200のチームが最初からトーナメントで対戦する。敗者復活戦は無し。一発勝負。ここから14チームが全国大会に駒を進める。ベスト8になると全国出場確定、ベスト16の内勝ち残れなかった8チームで残りの6代表を競う。5月20日前後に開幕。
◆日本選手権大会(夏季全国大会)
最も権威と歴史のある全国大会。決勝戦は神宮球場。八月初旬に開催。八王子リトルシニアの悲願は常にこの大会の優勝である。
◆全日本中学野球選手権大会(ジャイアンツカップ)
主に夏季関東大会の実績などを考慮し、選考されたリトルシニア・ボーイズリーグ・ポニーリーグなどの異リーグ同士が真の中学硬式チャンピオンを決める。異リーグのチームが交わる大会は無く、唯一この大会だけが異リーグ交流の場である。
※異リーグ交流大会はこの他に関西地区の「タイガースカップ」、九州地区の「ホークスカップ」があるが、全国大会ではない。
◆その他ローカル大会
上記以外に西東京支部主催、近隣チーム主催のいくつかのローカル大会が適宜開催され、八王子シニアではなるべくローカル大会にレギュラー以外の選手を多く出場させるよう配慮をしている。2006年の東京中日スポーツ杯では総力戦の対戦チームがひしめく中、八王子シニア準レギュラーチームが逆点・逆点で勝ち進み、見事ベスト4に進出した。
東京中日スポーツ杯、小田原市長杯、八千代杯卒業生大会、福生羽村ライオンズクラブ杯、鹿島杯、各連盟主催創立○周年記念全国選抜大会など。
○世界へ○
遥か遠くに感じる世界への道も、強いチームであれば手の届くところにチャンスが生まれます。アメリカやキューバなど、やがてのメジャーリーガー達と対戦する事も夢物語ではありません。国際交流も貴重な経験となりますし、「日本代表選手」の肩書きは難関高の推薦においても最も高い評価を受けます。
◆IBAF世界大会
国際野球連盟が主催する世界大会に、全国のリトルシニア、ボーイズ、ポニー、ヤングなどの中学硬式リーグから選出された18人のメンバーがU16JAPANチームとして参加する。言わば、16歳以下のオリンピックである。2年に一度、8月後半に開催される。各大会での活躍度合いによって候補が絞られ、選考会を経てメンバーは決定する。
「JAPAN」というユニフォームのチームは異リーグも含めて数多く存在するが、JOC(日本オリンピック委員会)が世界大会へ派遣する正式なJAPAN野球チームは、WBCやオリンピックに出場する成人のジャパン代表(長島/星野/原ジャパン)と、このU16チームの2つだけであり、これが真の中学生JAPAN代表チームである。
日本は15歳以下の中学生で組織するが、他国はU16(16歳以下)チームの為、最低でも1歳、9月以降生まれの日本人にとっては2歳上の選手と対戦する事になる。しかし日本は常に上位の成績をおさめている。
八王子シニアも幾度か選手を送っているが、近年では2007年、八王子シニアから1名が選出され、JAPANチームの1番打者としてレギュラー出場し、国際大会での盗塁王を獲得した。
野球後進国への普及という意味から、主に南米などの都市で行われる。
◆CABA全米大会
全米の都市から代表チームが出場する全米大会に、日本チームは招待チームとして参加する。毎年行われ、IBAF大会と重なる年は第二代表チームが、重ならない年は第一代表チームが出場する。各大会での活躍、選考会を経てメンバーは決定する。米国ではホームステイを行うという交流の場としても注目される。
開催時期は、8月前半。
リトルシニアの夏季全国大会と日程が重なる為、全国大会出場チームの中心選手が候補となった場合にはどちらかの選択となる。2007年、八王子シニアでは主力2名が候補となるも、チームメイトと一緒に掴んだ全国大会出場を選んだ。
◆コアラカップ
上記の日本代表チームとは一線を画すが、毎年オーストラリアで行われる親善大会に希望者を募り選抜チームが参加している。リトルシニアは関東、関西などいくつかの連盟と連盟内の各地区ごとの支部で組織されているが、これらが持ち回りで主幹を務め、チームを組織する。主に主幹支部の加盟チームへ遠征参加希望メンバーを募集し、各チームから推薦された選手で構成される。
開催時期は年末〜年始。所属支部が主幹の場合、チャンスは高まる。近年では連盟毎にチームを編成し、日本から複数チームが参加している。
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